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  4. 法人決算業務契約の途中終了での報酬額訴訟で税理士が勝訴
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  6. コーポレート・ガバナンスコードの改訂案が公表-改訂後の報告提出期限は1…
  7. 「会社法制(企業統治関係)の見直しに関する中間試案」を確認(その1)
  8. 有価証券報告書と事業報告記載の一体化に向けた留意点(その3)
  9. 有報と事業報告記載の一体化に向けた留意点(その2)
  10. 有報と事業報告記載の一体化に向けた留意点(その1)
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出る杭はもっと出ろ!

監査意見不表明-同一グループの他の上場企業への影響は?

RHインシグノ(8514)という札幌証券取引所に上場している会社の平成23年3月期の財務諸表に対して、監査法人ハイビスカスは意見を不表明としました。

何故この時期にということですが、3月期の有価証券報告書の提出が遅延しており、最終的に意見不表明となったようです。有価証券報告書が遅延していた直接の理由は、「金融業者の貸付業務のための社債の発行等に関する法律」に違反する社債発行の事実が判明したため第三者委員会を設置して原因を調査していたことによるためのようです。

ところで、意見不表明とした監査法人ハイビスカスの監査報告書をみると、「会社には全社的な内部統制及び決算・財務報告プロセスに係る内部統制において重要な欠陥が存在しており、当監査法人は、財務諸表監査において当該重要な欠陥の影響を考慮して実施すべき監査手続を実施できなかったため、上記の財務諸表に対する意見表明のための合理的な基礎を得ることができなかった。」とされています。

上記は定型フォームのようなものですが、内部統制監査の報告書をみると以下のように記載されています。
「会社は、内部統制報告書に記載のとおり、平成23年7月20日付けで第三者委員会の調査結果を受領しており、会社法及び金融業者の貸付業務のための社債の発行等に関する法律に違反したことが明らかになった。また、連結子会社の借入について他の連結子会社が債務保証している事実並びに連結子会社における取引計上漏れ及び簿外口座の存在が判明した。」

金融業として社債発行について法令違反が存在するというのはもちろん重要な点で、表面上はこちらばかりアピールされている感はありますが、監査的には太字にした部分が致命的ではないかと思います。連結子会社における取引計上漏れ及び簿外口座の存在が故意(粉飾)なのかどうかも含めて今後の展開に注目です。

ここまでは、単に粉飾(?)事例の一つにすぎませんが、興味があるのは同じグループに属するRHトラベラーに対して意見が表明されるのかです。
RHインシグノの親会社のレッドホース株式会社の代表取締役とRHトラベラーの代表取締役は同一人物で、この方はRHインシグノの取締役にもなっています。
いくら法人格は別であるといっても、監査を行う上での前提にかなりクエスチョンマークがつき、大手監査法人であればおそらく監査を継続することはないと考えられる状況です。同社の決算短信はすでに発表されていますが、第1四半期の四半期報告書に対して監査意見をどうするのか注目しています。

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