menu
閉じる
閉じる
閉じる
  1. 有償新株予約権の実務対応報告が公表されました
  2. 「利益剰余金と資本剰余金の双方を原資とする剰余金の配当」は全額が「資本…
  3. 2017年IPOは96社(続編)
  4. 平均功績倍率1.5倍までは許容範囲?-役員退職慰労金
  5. 4月1日に施行されるフェア・ディスクロージャールールとは?
  6. 偽造印紙が発見されたそうです
  7. Excelの使い方を改めて確認してみた(その5)
  8. 販売奨励金と販売手数料はどう違う?
  9. 求人票の労働条件を変更等する場合に必要な対応は?
  10. 2017年監査での課徴金トップ5など
閉じる

出る杭はもっと出ろ!

監査意見不表明-同一グループの他の上場企業への影響は?

RHインシグノ(8514)という札幌証券取引所に上場している会社の平成23年3月期の財務諸表に対して、監査法人ハイビスカスは意見を不表明としました。

何故この時期にということですが、3月期の有価証券報告書の提出が遅延しており、最終的に意見不表明となったようです。有価証券報告書が遅延していた直接の理由は、「金融業者の貸付業務のための社債の発行等に関する法律」に違反する社債発行の事実が判明したため第三者委員会を設置して原因を調査していたことによるためのようです。

ところで、意見不表明とした監査法人ハイビスカスの監査報告書をみると、「会社には全社的な内部統制及び決算・財務報告プロセスに係る内部統制において重要な欠陥が存在しており、当監査法人は、財務諸表監査において当該重要な欠陥の影響を考慮して実施すべき監査手続を実施できなかったため、上記の財務諸表に対する意見表明のための合理的な基礎を得ることができなかった。」とされています。

上記は定型フォームのようなものですが、内部統制監査の報告書をみると以下のように記載されています。
「会社は、内部統制報告書に記載のとおり、平成23年7月20日付けで第三者委員会の調査結果を受領しており、会社法及び金融業者の貸付業務のための社債の発行等に関する法律に違反したことが明らかになった。また、連結子会社の借入について他の連結子会社が債務保証している事実並びに連結子会社における取引計上漏れ及び簿外口座の存在が判明した。」

金融業として社債発行について法令違反が存在するというのはもちろん重要な点で、表面上はこちらばかりアピールされている感はありますが、監査的には太字にした部分が致命的ではないかと思います。連結子会社における取引計上漏れ及び簿外口座の存在が故意(粉飾)なのかどうかも含めて今後の展開に注目です。

ここまでは、単に粉飾(?)事例の一つにすぎませんが、興味があるのは同じグループに属するRHトラベラーに対して意見が表明されるのかです。
RHインシグノの親会社のレッドホース株式会社の代表取締役とRHトラベラーの代表取締役は同一人物で、この方はRHインシグノの取締役にもなっています。
いくら法人格は別であるといっても、監査を行う上での前提にかなりクエスチョンマークがつき、大手監査法人であればおそらく監査を継続することはないと考えられる状況です。同社の決算短信はすでに発表されていますが、第1四半期の四半期報告書に対して監査意見をどうするのか注目しています。

日々成長

関連記事

  1. 富士フイルムホールディングスが会計監査人の交代を正式に公表

  2. 年金資産の内訳作成時の留意事項(金融庁より)

  3. IASBの教育文書「減価償却とIFRS」は定率法の採用に踏み切る…

  4. 平成23年税制改正による租税特別措置法改正(その2)

  5. 自動車を購入した時の取得原価の範囲

  6. 過年度遡及修正と申告書の添付書類

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリー

ページ上部へ戻る