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出る杭はもっと出ろ!

「地頭力を鍛える」-問題解決に活かす「フェルミ推定」 

頭の使い方を訓練するということで、以前から「フェルミ推定」に興味があったものの、後回しになっていましたが、決算も落ち着いて時間ができたので、とっかかりとして『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」(細谷 功 著)』を読みました。

この本は、一言で言えば「問題解決」の書籍といったほうが適切な内容となっています。
「フェルミ推定」における頭の使い方あるいは視点が、問題解決を図る上での頭の使い方の縮図のようなものなので、「フェルミ推定」の考え方の有用性は強調されていますが、本文中に出てくる問題で解説がされているのは「日本全国に電柱は何本あるか」というものだけです(巻末にプラスで問題(解答例付きは3題)が10問程度のっています)。

ですので、フェルミ推定の問題集というようなものを期待するのであれば、この本はその用途には向かないと思います。

私も多少問題集的なものを期待していたので、もう少し問題があればいいなと思いましたが、問題解決スキルを高める思考法というような観点で評価するのであれば、この本は勉強になると思います。

ただし、「フェルミ推定」を除けば、「問題解決」について書かれている他の書籍の思考法と大きく異なるということはないと思います。
実際に、筆者が「おわりに」の中で、「本書の執筆に当たって、数十冊にわたる思考力、問題解決、ロジカルシンキングといった「考える力」に関しての類書をベンチマークした。その結果わかったことは、この種の著書の本質的なメッセージや著者の思考回路が驚くほど類似していることであった。」と書いています。

この手の書籍を書く方は、有名なコンサルティング会社出身の方であることが多いので、そのようなコンサルタントの思考のベースというものが類似しているというのは、むしろ自然なことなのだと思います。

筆者は、「地頭力」と定義するものの特徴を、

①結論から

②全体から

③単純に

考えることと定義して、それぞれを仮説思考力、フレームワーク力、抽象化思考力とよんでいます。

仮説思考、フレームワークあるいは抽象化については、これらについて述べられている書籍を多く見かけることからして、多くのコンサルタントが重要だと考えているという証拠ではないかと感じます。

この本の中で、情報がなければ仮説が立てられないと思いこみ情報をひたすら集めようとする、というような話が書かれていましたが、これには気を付けないとなと感じました。

筆者も「フェルミ推定」による訓練を推奨しているので、次は「地頭を鍛えるフェルミ推定ノート」を読んで、フェルミ推定にトライしてみようと思います。

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