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出る杭はもっと出ろ!

2012年上期のMBOは3社

新規上場の動向については、先日“2012年上期のIPOは17社”というエントリで書きましたが、逆に2012年上期にMBOが発表され上場廃止が予定されているのは3社(昨年同期7社)となっています(経営財務3073号)。

上期にMBOを発表した3社は、

①ベンチャーリパブリック(JQ)

②エイブル&パートナーズ(JQ)

③アルク(JQ)

となっています。

①のベンチャーリパブリックは上場が平成20年8月ですから、約4年で上場を取りやめるということになります。
公開当時は公募価格(3,000円)を下回ったものの、初値は2,800円でした。ちなみに、MBOによる買い付け価格は1株1,100円となっており、見方を変えればものすごく効率の良い資金調達を行ったといえます。
ちなみに、業績については以下のように推移しています。



(出典:平成23年12月期 有価証券報告書より)

株価は、市場が期待していたほどの成長ではなかったことを反映しているということなのかもしれませんが、業績的には若干成長しているようにみえます。第三者によって買収されるならまだしも、株価が1/2以下になっているからといって、公開時の代取が数年でMBOを仕掛けるというのは少々疑問を感じます。
このような行為は、上場にあたり今後規制されていくべき事項ではないかと思います。そうでなければ、一般投資家が安心して長期的視点で投資するということが難しくなってしまうのではないでしょうか。

②のエイブル&パートナーズはエイブル&CHINTAIホールディングスが2012年2月1日付で社名変更したものです。
エイブル&パートナーズは、2010年に株式会社エイブルにより設立されたホールディングカンパニーなので、前身のエイブルについてみると、エイブル自身は1998年に株式を店頭登録しています。
ホールディングカンパニーを設立して約2年で上場を取りやめるということなので、ホールディングカンパニーの設立もMBOを想定しての準備だったのかもしれません。

最後に個人的には全く上場しているというイメージのなかった③のアルクですが、2006年8月にジャスダックに上場しています。上場期間約6年と、こちらも短命ですが、業績の推移は以下のようになっていました。


(出典:平成24年1月期 有価証券報告書)

変動が激しく、業績がよいとは言えず、このような状況では上場維持に係る費用を考えると上場を廃止する方向で検討がすすむのはわからなくはありません。

アルクの上場時の初値は公募価格を50%上回り8万2500円でした。その後、上記のような業績により、以下のように順調に株価は下落し、長らく横ばいとなっていました。MBOによる買い付け価格は1株27,500円となっています。


(出典:Yahooファイナンス)

アルクのケースではMBOといっても、購入者は外部のファンドで、現在の代表者を含む大株主も持株を売却することになっています。一般株主としては、上場を維持した上で企業価値の向上を目指してもらいたいところではありますが、①のケースよりは納得できるのではないかと思います(見えないところで何にもなければですが・・・)。

MBOブームも一巡しつつあるようなことも書かれていましたが、資金調達の必要がない、あるいは資金調達を行うのに手間がかかりすぎる、上場維持費用が高いという状況に変化はないと思いますので、個人的にはもう少し出てくるのではないかと思います。

日々成長

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