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有価証券利息のキャッシュフロー計算書における取扱い

今回は、有価証券利息のキャッシュフロー計算書における取扱いについてです。

取扱いは受取利息と同じじゃないの?という声が聞こえてきそうですが、その通りです。
では何故取り上げたかですが、小計欄の下でどのように表示するのかが自信がなかったためです。

ちなみに、小計欄の上での表示は以下ような表示になります。


(2011年12月期 大塚商会)

では、小計欄の下の表示はどうなるか。これを考えた時に、小計欄の下で「有価証券利息の受取額」というようなものを見たことがないので、どうするのかが即答できませんでした。

上記の大塚商会の小計欄の下の開示を示すと以下のようになっています。

結論としては、どうということもなく「利息及び配当金の受取額」に含めて表示することになりますが、この表示科目を正確に覚えていなかったことが今回の疑問の根源となっています。「利息」ではなく「受取利息」をイメージしていたため有価証券利息は含められないのではないかと思ったのですが、表示科目を確認して「そういうことか」と理解できました。

念のためPLの表示についても確認しておきますが、こちらは財規90条で以下のように定められています。

(営業外収益の表示方法)
第九十条  営業外収益に属する収益は、受取利息(有価証券利息を除く。)、有価証券利息、受取配当金、有価証券売却益、仕入割引その他の項目の区分に従い、当該収益を示す名称を付した科目をもつて掲記しなければならない。ただし、各収益のうちその金額が営業外収益の総額の百分の十以下のもので一括して表示することが適当であると認められるものについては、当該収益を一括して示す名称を付した科目をもつて掲記することができる。

また、連結財規57条では以下のように定められています。

(営業外収益の表示方法)
第五十七条  営業外収益に属する収益は、受取利息(有価証券利息を含む。)、受取配当金、有価証券売却益、持分法による投資利益その他の項目の区分に従い、当該収益を示す名称を付した科目をもつて掲記しなければならない。ただし、各収益のうち、その金額が営業外収益の総額の百分の十以下のもので一括して表示することが適当であると認められるものについては、当該収益を一括して示す名称を付した科目をもつて掲記することができる。

したがって、PL上は、受取利息と有価証券利息は、別科目として表示されることになりますが、キャッシュフロー計算書上の小計欄下では合算することができます。

何度も見ている項目であっても、意識していないことは記憶が曖昧なものです。

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