menu
閉じる
閉じる
閉じる
  1. 日産自動車の経営者って・・・
  2. 労働関係助成金の生産性要件が改正されました
  3. 業績連動給与-損金算入要件を充足しないと考えられる有報記載事例とは?
  4. 仮想通貨の期末評価は、活発な市場があれば時価評価になるようです
  5. 合併時の資本割りの計算方法が平成30年度税制改正で見直されるようです
  6. 株式報酬の社会保険料はどうなる?
  7. 取引所の相場のない株式の評価-平成29年度税制改正
  8. 労働時間等は短くなっているのか?-2017年度労働時間総合調査(労務行…
  9. 個人事業者の接待交際費、必要経費か否かの分岐点とは?
  10. 落ち着いたかと思いきや定率法から定額法への変更が増加
閉じる

出る杭はもっと出ろ!

MMF(MRF)は時価のあるもの、ないもの?

今回はMMF(MRF)についてです。

MMFにしてもMRFにしても、リスクがほとんどない投資信託で預金と同様の性格を有するものです(金融商品会計に関するQ&A19)。

金融商品会計に関するQ&A19では、取得原価をもって貸借対照表価額とする(実務指針第64項)こととされている「投資信託及び合同運用の金銭の信託のうち預金と同様の性格を有するもの」の例としてMMFやMRFが挙げられています。

「預金と同様に実質的に元本の毀損のおそれがほとんどないものであれば、時価で評価しなくとも実務上の弊害がない」とされていることから、MMFもMRFも「時価のあるもの」に該当すると考えるのが無難だと考えられます。

また、金融商品実務指針62項では以下のように規定されています。

投資信託に付すべき時価は市場価格とし、市場価格がない場合には市場価格に準ずるものとして合理的に算定された価額が得られればその価額とする。
市場価格に準ずるものとして合理的に算定された価額には、投資信託委託会社の公表する基準価格、ブローカー又は情報ベンダーから入手する評価価格が含まれる。
また、私募投信であっても、その投資信託に組み入れられた有価証券等について市場価格に基づく価額がある場合、あるいは時価を合理的に算定できる場合には、時価のある投資信託とする。

上記からしてもMMF、MRFは時価のあるものとして取り扱うのが妥当と考えられます。

では金融商品関係の注記としてどのような開示が行われているのかを確認してみると、開示の方法は結構バラつきがあります。

1.ダイセル(2013年3月期)

「2.金融商品の時価等に関する事項」のBS計上額と取得原価の比較表の欄外に「※1 短期公社債投資信託(MMF)等(連結貸借対照表計上額 2,601百万円)については、実質的に預金と同様の性格を有し、元本の毀損の恐れが極めて小さく時価評価を要しないことから、「(3)有価証券及び投資有価証券」に含めておりません」という記載がなされています。

つまり「時価のあるもの」と取り扱っているものの金融商品の時価開示には含まれていません。

2.ドリームインキュベータ-(2013年3月期)

「1. 金融商品の時価の算定方法に関する事項」の「(4)有価証券」において「有価証券は、主に譲渡性預金やMMF等の公社債投資信託等、いずれも短期間で決済されるものであり、時価は帳簿価額とほぼ等しいことから、当該帳簿価額によっております。」と記載されています。
このことから取得原価=BS計上額として「有価証券」に含めて開示されていると考えられます。
ドリーム6

3.ハードオフコーポレーション(2013年3月期)

ハードオフコーポレーションでは以下のような開示が行われています。
ハードオフ

この事例では「2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品」に「MMF」が含まれているため「時価のないもの」扱いになっていると考えれます。上記のとおり「時価のあるもの」扱いが一般的だと考えられますが、このような取扱いもアリなのかもしれません

商品自体が理解できないという複雑な金融商品ではありあませんが、開示は結構頭を悩ませるものの一つかもしれません。

日々成長

関連記事

  1. 有限責任事業組合への出資者への会計処理(個別財務諸表)

  2. 満期保有目的の債券の減損と償却原価法

  3. 一般事業会社が貸手として貸出コミットメント契約を締結していた場合…

  4. 貸倒引当金繰入額と戻入益の相殺表示

  5. 満期保有目的債券の減損処理-東京電力の社債は瀬戸際?

  6. 外貨建満期保有目的債券の期末換算処理

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリー

ページ上部へ戻る