menu
閉じる
閉じる
閉じる
  1. 内々定の法的性格は?
  2. 株主優待で金券を交付した場合は源泉徴収必要か?
  3. 「居住者」「非居住者」の判断を滞在日数のみで行うのは要注意
  4. 平成29年度税制改正(その6)-法人税等関連(スピンオフに関する組織再…
  5. IFRS任意適用会社が144社に-経営財務調べ
  6. 譲渡制限付株式を役員に交付した場合の会計処理は?
  7. 平成29年度税制改正(その4)-法人税等関連(試験研究費の税額控除)
  8. 税務調査による更正が「誤謬」か否かの境界は何?
  9. PCデポが過年度誤謬の判明と公認会計士の異動を公表
  10. 6月上場の最初の承認会社はなんとなく不思議な感じがする会社
閉じる

出る杭はもっと出ろ!

上場直後に一転営業赤字転落を公表したgumi-繰延税金資産の計上が見込める?

2014年12月18日東証1部に直接上場した株式会社gumi(4月30日決算)が昨日(2015年3月5日)に業績予想の下方修正を公表しました。

従来の通期予想は連結売上高309.7億円、営業利益13,2億円、経常利益12.7億円、当期利益8億円でしたが、これを売上265億円、営業利益△4億円、経常利益△6億円と赤字予想となりました。

上場直後にやってしまったという感じで、上場後3340円からジリジリと下げ続けて2500円前後で推移していた株価は一気に500円(ストップ安)下げて2081円となっています。信用で買っていた人は悲惨な目にあっていそうです。

3Qの実績は売上高206.2億円、営業利益4.2億円、経常利益2.9億円、当期利益△2.2億円となっています。それで何故通期で営業損失に転落するのかですが、理由としては売上計画の修正が主な理由としてあげられています。

9ヶ月で売上が206億円であることから考えると通期で売上265億円というのは売上が大きく落ち込んだという感じではありませんが、「海外展開を積極的に進めていたために上昇した固定費が利益を圧迫」したため営業損失に転落したとのことです。

固定費が増加しているとのことですので、海外での売上が今後も好転しないようであれば損失から抜け出せないという可能性もありそうです。会社は本日付で30億円の借入をすることを取締役会で決議した旨をリリースしています。

連結総資産の約8割が現金及び預金(189億円)という状態で、更に借入をするか?という気もしますが、借りられるうちに借りておこうということなのかもしれません。

興味深いのは、業績予想の修正のリリースにおいて「当期純利益については、繰延税金資産の計上が見込めるため、法人税等調整額が当期純利益に対しプラスに寄与する」とされている点です。

上場時のIの部では、14年6月期も13年6月期も繰延税金資産に対しては全額評価性引当金が計上されており繰延税金資産の計上額は0円となっています(単体も同様)。連結ベースでも単体ベースでも両年ともに経常損失を計上しており、繰延税金資産に回収可能性がないと判断されたのだと推測されますが、今期も損失見込みであるにもかかわらず、今期は繰延税金資産の計上が見込まれるのは何故なのだろうというのは気になります。

業績予想が最もシビアに見られる新規上場後に業績予想の下方修正をした会社が、来期は利益が見込めると予想しても回収可能性があると判断するのは難しそうです。

繰延税金資産の内訳をみると減価償却超過額が3.4億円、5.7億円と増加してきているのでこの認容で課税所得の発生が見込まれるということなのかもしれませんが、何か他の要因があるのだろうか・・・

果たして通期でどうなるのか、6月に確認したいと思います。

日々成長

関連記事

  1. 単体開示の簡素化-早ければ平成26年3月期より

  2. 株式上場を行使条件とするストックオプションと対象勤務期間の注記の…

  3. 3月決算の単体計算書類で「企業結合に関する会計基準」の適用開始に…

  4. 計上区分の変更の取扱い-第1四半期報告書より

  5. 東芝の適時開示とEDINET提出時間からも混乱が窺える?

  6. 「会計基準の選択に関する基本的な考え方」の記載事例が登場

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリー

ページ上部へ戻る